どうしても『おじさん』って聞くと『おじさん臭』がするって想像しちゃいますよね!おじさん臭が好きな人にとっては朗報?でも違うんです!おじさんの身は、全く臭くないんです。臭いのは〇〇だけ!この〇〇って何だと思いますか?これからじっくりご説明しますので、ぜひお付き合い下さい。
おじさんって魚の身は臭いの?
おじさんは臭くはありません!季節によって磯臭さを持つ魚ではありますが、それは藻類や砂泥中の有機物を含む魚に共通する特徴です。
その割には、おじさんはニオイが比較的控えめ。調理方法によってほぼわからないように抑えることもできるでしょう。臭いがほぼない白身ですので、どんなレシピにも対応できる万能の魚です。
おじさんは内蔵が臭い
おじさんは〇〇が臭い!と先述していますが、答えは『内蔵が臭い』でした。人によって、またおじさんの個体によっては『強烈な臭い』の場合もあるようです。その理由は様々な説があります。
【内蔵が臭い理由】
- おじさんの食事は、砂や泥の中に潜んでいる甲殻類や軟体動物、多毛類(ゴカイ)などを食べるため
- 『底曳網(そこびきあみ)』で漁獲されるため
また、以下のようなことによって味や鮮度が大きく異なってくるでしょう。
- どのような網で漁獲されたか?
- どういう方法で漁獲されたか?
- どんな保冷をされたのか?
- 流通するまでにどれくらい時間が経過しているのか?
漁の方法で、大きな網で海底を引っ張ってくる方法があります。そのような大きな網で漁獲された魚は、釣りに比べると鮮度が落ちてしまうことが多くなるのです。そのためか、内蔵が臭いといわれています。
おじさん臭は消せる?
おじさんは『内蔵』が臭いといいましたが、その内蔵から臭うおじさん臭は消せるのでしょうか?ポイントは、おじさんを捌くときに、できる限り内蔵を破らないようにすることです。包丁を入れるときは丁寧に入れ、内蔵を取り出した後はしっかりと血合いまで洗うことが大事になります。
魚の臭みである『トリメチルアミン』の臭いは、どんな魚でも死後発生します。それは、ぬめりや腐敗が進んだ内臓・血合いをしっかり取り除くこと&洗うことで、ある程度は抑えられるでしょう。
おじさんはクセのない白身魚。基本的には臭いは少ない方ですが、捌いた後には水で軽く洗うこと。更にその後、少量の『酒&塩』をかけてキッチンペーパーでふき取ることで、旨味がUPするので、味に違いがでてきます。
鮮度が落ちてどうしても刺身にできないときには、ムニエルにして、にんにくとオリーブオイルで香りづけをすれば、高級レストランの味になりますよ!また、香草を多く使うカルパッチョもいいでしょう。
コメント